今年けっこうプルリク出した気がするので、印象に残っているものをまとめてみた。

Scala

oza/fluent-logger-scala #11
Scalaと依存ライブラリのバージョン上げ。
仕事でScala2.10でこのライブラリを使っていて、まだfluent-logger-scalaが2.11に対応してなかったので
上げる時に困るかな、と思ってプルリク出してみた。
(結局仕事でScala2.11を使わず仕舞いで転職したが)
crossScalaVersions に不要な記述(2.10.x間はバイナリ互換性があるため)があったのをxuwei-kさんからコメントもらって直した。
ありがたい。
Travis CIの設定をしていればプルリク時にもCI実行してくれる事をこの時初めて知った…。
sirthias/scala-ssh #14
Scalaと依存ライブラリのバージョン上げ。
これも確か仕事で使っていたような…記憶が定かでは…。
Mathiasさん、sprayでよく見かけるアイコンの方だ。(恐縮ながら詳しく存じ上げておらず)
mDialog/scala-zeromq #14 #16
Travis CI用の設定ファイル追加と、テストが実行できるようにbefore_scriptの作成。
Travis CI対応のプルリクは色んな所に出したが、このリポジトリでは元々Travis CI対応しようとして
Travis側にZeroMQがデフォルトでインストールされておらずテストが実行できなかったようで差し戻す履歴が残っていて、
これは必要としているだろうな、と思いbefore_scriptでインストールしてから実行するようにしてみた。
コメントから、けっこう喜んでもらえたようで今年出したプルリクの中でも印象深い。
既存のテストが1件だけ通らず原因不明だったがその事も併せてコメントしたところ向こうで対応してもらえたようだ。
foursquare/rogue #101
sbtのバージョンを固定するためにbuild.propertiesを追加した。
こちらのリポジトリには元々Travis CIの設定がされていたがビルドが失敗していて、
理由はbuild.propertiesが無いためTravis CI側のデフォルトのsbt0.13.0が使われていたが、
依存ライブラリのspindle-codegen-pluginがsbt0.12向けのみであったためだった。
4月くらいにプルリクを出してしばらく放置されていたようだが9月頃に急にマージされた。
dacr/jassh #1
Travis CI対応。
こちらもテストが2件通らず、その旨コメントしたら向こうで対応してもらえた。
あれ…?仕事で使ってたのこっちだったっけ…。
mattroberts297/slf4s #2
Scalaと依存ライブラリのバージョン上げ。
めっちゃ迅速に対応してもらえて驚いた。
タイムゾーン指定した「I'll merge tonight (GMT)」というのがブリティッシュジョークなのか
世界的にはそうするのが普通なのか未だに分からん。
Atry/memcontinuationed #5 #6
sbt-pgpプラグインのバージョンを上げ、「I merged this PR, but I have not tested yet.」との事だったので
続けてTravis CI対応のプルリクを出した。
こちらもかなり素早く対応してもらえた。
owainlewis/dynamo-scala #1
Scalaと依存ライブラリのバージョン上げ、及びTravis CI対応。
ちょうどDynamoDBを仕事で使い始めた頃で、
DynamoDBをローカルでテストするためのライブラリを公式が出している事を知って、
であればTravisでテストできるなぁ、と思い出してみた。
とはいえdynamo-scala自体を仕事でプライベートで使ったわけではなくて、この辺から自己満足の世界になっていく…。
Tapad/scaerospike #1
Scalaと依存ライブラリのバージョン上げ、及びTravis CI対応。
ところでこのプルリク、画面には「Merged」ではなく「Closed」表示だけど
masterブランチの履歴を見ると取り込まれている様子。
GitHubの画面上でmergeではなくgitコマンドでやるとこのようになるんだろうか…?

TypeScript

borisyankov/DefinitelyTyped #2390 #2525 #2555 #2585
一時期TypeScriptの型定義ファイルを書くのにハマっていて、自分でもtypescript4sというのを作って遊んだりしていた。
こちらは型定義ファイル集積リポジトリへの新規型定義ファイル追加。
borisyankov/DefinitelyTyped #2186 #2365 #2380
こちらは同リポジトリへの既存の定義が間違っている
(というか、TypeScript本体のコンパイラの変更に追従できていない?)系の修正。

JavaScript

CyberAgent/bucks.js #2
前述のTypeScript型定義ファイル作成に当たって、ライブラリのREADMEを参考に型定義ファイルを書いていたら
READMEに合わせて書いたはずがTypeScriptコンパイルが失敗するのでREADME側の誤記を発見できた、というもの。
あのサイバーエージェントさんの公式リポジトリか…とプルリク投げたところ、数分ほどでマージされてびびった。
teloo/delevts #3
以前の同僚がライブラリを公開したらしく、ちょっと見てみよう、あわよくばプルリクチャンスだ!くらいのノリで出した。
実は最初に出したプルリクがあんまりイケてなくて本人に教わりながらちょこちょこ修正した。

もらったPull Request

zaneli/akayagi #4
Rubyの習作程度にRedmineプラグインを作って2年くらい放置していたところ、
突然トルコの人(と思わしき人)からissueが来て、
まさか使ってくれている人がいるとは、と思いつつおっかなびっくり対応したら、
トルコ語のロケールファイルのプルリクが送られてきて、ガチで使ってくれているんだなぁ…と感慨深くマージした。
コードを晒していると思いがけない所で色んな事が起こるものだ。
zaneli/escalade-hipchat #1
依存ライブラリのひとつscalaj-httpのバージョンアップ。
元のバージョンのバグを修正したプルリクをscalaj-http側にも出していたご本人が、
修正後バージョンに上げたプルリクをこちらに出してくれたようだ。
ありがたい。
そんなわけで特にまとまりもなく、気になったものを好き勝手フォークして好き勝手プルリク投げていた程度のものだが、
色んなコードを読むのは楽しいし勉強にもなるし、コメントもらえると嬉しいし励みになるしで、
今後も続けていきたい。

今年もたくさんコード読み書きした。
来年も良い年でありますように。

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